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私は20代の若手弁護士です。 法律事務所における法律業務はもちろん、後輩の受験指導を行なっています。
仕事がある程度回ってくるようになったことや、人脈を広げたいという思いから、副業にチャレンジしています。
弁護士資格はもちろん、多様な資格を取得して、その資格を活かして幅広い活動をしたいと思っている次第です。
特に、労働問題、税務、知的財産といった分野に関心が強いです。私の1週間の副業の作業時間と収入は以下の通りです。
- 1週間の作業時間:10~20時間
- 1か月の収入:5~10万円
- 副業歴:1年半
弁護士が副業をし始めたきっかけ
副業を始めようと思ったきっかけは後輩を育てたい、という気持ちが大きいです。
自分が培った法律知識をもって、受験生に還元したいという気持ちが、原動力となりました。
あわせて、受験指導の一環として添削業を行うことで、自らも受験生に立ち返り、法律知識をブラッシュアップできると思い、添削しています。
実際、弁護士業をしていると、使わない法律知識というものが出てきます。専門外の法律であれば、全く仕事で使わないので、どんどん忘れていきます。
それに伴い、業務内容もどんどん狭いものとなってしまいますから、今後取り扱うことのできる業務が少なくなってしまい兼ねません。
そうならないように、日々受験生に立ち返り、法律知識を入れ直すことによって、新しい法律にも対応できるようにしたいのです。
弁護士の受験指導の副業の内容を紹介
後輩の受験指導のため、司法試験や法科大学院入試の論文答案を添削しています。
主な添削内容としては、憲法、民法、民訴法といった、主要な法律科目について、司法試験受験予備校から答案添削を請負い、納期までに添削、採点したうえで返却するというものです。
納期はだいたい、答案が自宅に届いてから3日程度となっていますが、在宅で仕事を行うことができるのが魅力です。
1回あたり15通程度添削していますので、1週間あたり30〜40通程度祭典してます。
ほとんど毎週答案が入るため、毎週自宅にて添削をすることとなっています。
かつては、河合塾において英語の全国模試の添削アルバイトを行なっていましたが、その際の単価は1通50円程度と、非常に厳しいものでした。
これに比べて、司法試験の論文答案添削は、1通単価が最低でも500円からであるため、非常にやりがいがあります。
弁護士の受験指導の副業のメリット
収入はもちろんですが、気軽に在宅で行うことができる点は魅力的です。
1通あたり最低でも500円、最高で1000円のため、週1万円以上は売り上げることができます。
また、安定して答案が送られてくるため、確実に収入源となります。 本業の給与所得とあわせて、事業所得として報酬を得るものですから、いわゆる損益通算の対象となります。
ですから、節税にも大いに役立つものであり、大変助かっています。また、法律知識についても、受験指導を通してさらに磨き上げることができることも、大きな魅力です。
特に、最近の判例や法改正については、自ら事件を担当しなければ知ることが難しく、かえって受験生の方が詳しいということも少なくありません。
そのようなとき、添削指導をしていれば、最新の判例や法改正についても、予備校が送ってきた教材によって知ることができますので、時代遅れにならずに済みます。
報酬を得ながら、知識を蓄えることができる点は、とても魅力的だと思っています。
弁護士の受験指導の副業のデメリット
デメリットといえば、予想以上に報酬の変動が大きいところや、添削答案の返却期限が短いところです。ちょっと今日は疲れた、という日でも、添削しなくてはなりません。
また、限られた時間内で受験生が一生懸命回答するものですから、答案の字が乱雑なものも少なくありません。
そうなってくると、文字を読むことすら億劫になってしまうこともあります。
逆に、コーヒーをこぼして答案を汚してしまわないか、答案をなくしてしまわないか、という点にも注意を払いますので、とくに試験直前の答案添削は慎重になります。
さらに、採点表がとてもざっくりとしており、採点者によって点数格差が生じる可能性が非常に高いです。
そのような場合にも、予備校側から採点ミスではないかという指摘を受け兼ねない点は、若干の悩みどころです。
試験問題自体も難解ですし、採点する側もそれなりに体力を使います。 簡単な試験問題ではないぶん、大変だと思うことも少なくありません。
確定申告も必要になるため、経費や帳簿の管理が面倒だと思うこともあります。
弁護士の受験指導を今後も継続するつもり
副業は今後も継続する予定です。やはり、一生勉強しなければならない職業ですから、いろんな意味において一生受験生と思っています。
添削単価は相当程度高いですし、慣れてくれば時給3000円程度にはなる良い副業だと思っています。
法律知識を磨くことができ、さらには報酬までもらえるという仕事ですから、これほどまでに本業に活かせる良い副業はありません。
本業における経験が副業に生きることも少なくありません。本業で経験したことを活かして、このように答案を書いたらよいのに、ということはよく指摘します。
本業と副業の密接なリンクが、相乗効果をもたらす点も魅力です。ですから、今後も勉強できる良い機会と思いますから継続すると思います。